中学生が3分間に詰めた想い

Works

土木業界の皆さんへ質問です。

就職を控えている学生に3分間で自社のPRをプレゼンしてください。

と言われた、伝わるプレゼンをやりきる自信はありますか?

先日のブログにも書きましたが、毎年熊本の中学校に出向いて、プレゼンテーションに関する講義をやっています。
私が理事をさせていただいている一般社団法人ツタワルドボクの活動の一環。
「架け橋プロジェクト〜ペーパーブリッジコンテスト〜」というのをやっていて、最後にみんなの前で発表するのです。
発表する内容は、自分たちの班がつくった橋(紙製の模型のようなもの)のコンセプトや構造などについてです。

各班個性的な橋をつくっていて、その想いを3分間という限られた時間で、審査員や他の生徒たちにプレゼンします。
実は毎年スケジュールが合わずに、この発表会に参加できていなかったのですが、今年ようやくリアル参加できました。
講義でプレゼンについてアドバイスしているので、リアルに彼らのプレゼンを聴くことができるとあって、ワクワクしつつも若干不安というか心配もあったり。。。

しかし、いざプレゼンが始まったら、私の不安なんかは取り越し苦労というか、完全に裏切られました。
9班がプレゼンしたのですが、どの班も超絶よかった!
感動してうるっときてしまったくらいに良かった!
「つかみ」をしっかり考えられていて、いろいろ研究したんだろうなーというのが見て取れた。
スライドのつくりかたもそれぞれ工夫されていて印象的だった。
そして全ての班が、きっちり2分50秒〜3分で終わる。
これ、ほんとに凄いことです。
きっと、めちゃくちゃ練習したんだと思います。

私は審査員のひとりでもあったので、点数をつけないといけないわけですが、全部の班に100点を付けてあげたいくらいだった。
すべてのプログラムが終了した後に、学校の先生とお話した際に、先生も「今年は特にすごい!」とおっしゃってました。

私が講義で事前に伝えたことは、以下の3つ。

1.シナリオの構成、特に「つかみ」に全力を注ぐこと
2.スライドはとにかくシンプルにつくること
3.滑舌、声量、表情は普段の2倍以上意識すること
そして、とにかく練習を繰り返すこと・・・。

これ、ビジネスシーンでのプレゼンでも全く同じです。

見事なまでに実践してくれて、聞き手を引き込んだ彼らに拍手したいですし、「ありがとう」とお礼を言いたいなって思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

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◎記事を書いた人

小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報プロデューサー

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