Z世代から激励された!?

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みんなからの声が僕のガソリンになる

全国1億2千万人の土木ユーザーの皆さんこんにちは。
そして、豊かな生活を支えてくれている土木業界の皆さん、ありがとうございます。
広告業界出身の土木偏愛者、土木広報プロデューサーのおがしんです。

おがしんのプロフィールなどはこちらから

以前のブログでも書いたのですが、私が理事を務めさせてもらっている一般社団法人ツタワルドボクという組織があります。
まさに土木広報を積極的にやっていこう!という目的で数年前に設立した組織です。
そのツタワルドボクの活動で初期からずっとお手伝いしているひとつに「架け橋プロジェクト(ペーパーブリッジコンテスト)」という、中学生を対象にした出前授業のようなものがあります。
出前授業といってもスポット的、簡易的なものではなくて、学校の美術の授業時間を10コマくらい使用して実施する、本格的で実践的な授業です。

詳しくはこちらの関連記事も読んでくださいね。

美術的な感性、工学的な合理性、グループで作業を進める大切さ、そして最後の発表会に向けた伝えることの大切さなど、たくさんのことを学ぶ構成になっています。
しかも、現役バリバリの技術者、大学の先生などからリアル、オンラインを駆使して、直接教えてもらいます。
そして、私は、その中のひとつである「発表会へ向けたプレゼンテーション」の話をさせてもらう役割でした。
技術者ではないので構造のことはよく分かりません(笑)

昨年の11月に、実際に熊本の宇土中学校、八代中学校にお邪魔して、生徒さん向けにプレゼンテーションに関してのミニ講座をさせてもらいました。
クラス全員に対して10分程度、ワンポイントアドバイスの講義をした後は、各班を巡回しながら、発表資料の進捗を確認したり、分からないこと困っていることに対してのアドバイスやヒントなどのお話をしたり。

今年度の講義内容(ワンポイント)はなんの話にしようかなーと、いろいろ考えた末、今年はシナリオの構成「序破急」についての話にしました。

中学生の頃だと国語の授業でおそらく「起承転結」ということは習っていると思います。
学校で習う小説などの文学作品の大方はこの「起承転結」で構成されていたりします。
しかしながら、発表・プレゼンテーションのように、短時間で一発勝負のような状況では、起承転結よりも「序破急」の構成の方が伝わりやすいため、この機会に分かりやすく伝えることができたらいいなと思ったわけです。

1.序=つかみ

2.破=本題・展開

3.急=締め・オチ

簡単に言うとこんな感じです。
中学生には一見難しそうに思えますが、実はそんなことないんだと思います。
今時の中学生や高校生(いわゆるZ世代)は、日頃からYouTubeやTikTokなどで、知らず知らずの間にこの「序破急」の構成に触れています。
YouTubeやTikTokなどは得てして序破急の構成でつくられています。
そんなコンテンツを日常的に観ているので、分かりやすく説明さえすれば、直感的に理解できるんじゃないかなと思ったわけです。
さすがに序破急という言葉自体を知っている生徒は2名くらいでしたが・・・(それでも2名いたのに驚きでした!)

そして、11月末にいよいよ発表会の本番。
私は現地に行きたかったんですが、どうしても外せない所用があり、オンラインでの参加でした。
親や先生になった気分で僕の方が緊張しながら見守っていました。
が・・・
みんな、なんの心配もいらないくらいの立派なプレゼンテーションをやっていました。
各班が造作したペーパーブリッジもそれぞれ個性的でよく考えられていたことはもちろん、プレゼンテーションも各班の特長が表現されていて、構成もしっかり考えられていた。
いやー、ほんとに立派で素敵な発表でした!:パチパチ

なんか、とっても嬉しくなってしまって、オンライン越しで涙腺崩壊しそうになったのはナイショね(笑)

そして、ついに涙腺崩壊・・・

そんなこんなで今年度の架け橋プロジェクトも一旦無事に終了。
そして、つい先日、生徒さんたちからの感想が手元に届きました。
合計130名の生徒さんからの感想を全て読みました。
はい。もちろん、涙腺崩壊しました(^_^;)

ほんの一部ですが、紹介させてください。

これ以外にも126通の感想を送っていただいたのですが、皆さん、「土木に興味を持った」、「これから橋を見るときに意識してみる」、「大人になって社会の役に立つ仕事がしたい」、「いろんな分野の勉強をしなきゃと思った」など、とても前向きな感想ばかりで、ほんと感動しちゃいました。
むしろ、僕ら大人がZ世代の生徒さんたちに激励されているかのようにさえ感じてしまいました。

実際に社会で活躍している大人たちが本気で授業する。
すると、こんなにも子ども達の心を揺らすことができる。
そしてまた、我々大人も頑張る。

今回、授業をうけてくれた生徒さん、そしてこんな素敵な授業を企画運営していただいた両校の先生に感謝したいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年以上の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)
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それでは皆さん、本日もご安全にー!

◎記事を書いた人

小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報プロデューサー

『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

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防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマ公認SNSアドバイザー/エクスマレプリカンズ1期/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/

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