AI時代に土木広報はどこへ向かうのか

土木広報

生成AIの発展によって、世の中がガラッと変わろうとしています。
なんとエキサイティングな時代に生きているのだろうとワクワクしますよね。
そんな時代だからこそ、土木広報、採用広報の在り方や考え方も変化していくべきだと思います。
AI全盛時代の土木広報、採用広報について私の考えをシェアしたいと思います。

こんにちは。広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。

生成AIの登場によって、土木業界の“採用広報”は、本質を問われる段階に入ってきたと思います。
AIは、求人票も企業紹介文も、一瞬で整えて“正しい情報”を並べることができる。
だから、「こう書けば応募が増える」「こう伝えれば魅力が伝わる」というような“定型的な採用広報”は、ほとんどAIに置き換わっていくでしょう。
・会社説明文の整形
・福利厚生や制度の説明
・業務内容の解説
・コンセプトの初稿
・デザインの初案
・ペルソナシート
これらはすべて、AIが高速で正確に処理できる。
つまり、情報を並べるだけの採用広報には、もう人間の居場所はほとんどないということです。

では、採用広報の本質はどこに向かっていくのでしょうか?

■ AIが扱えない「意味」の領域こそ、採用広報の核心

AIはどれだけ高性能になっても、経験しないものがあります。

・うまくいかなかった日の悔しさ
・先輩のひとことに救われた夕方
・初めて任された現場で震えた緊張
・大雨の夜に地域を守った時の連帯感
・トンネルが繋がった瞬間の震える歓声

これらは、土木の仕事を“選びたくなる本質的な理由”そのものです。
AIはそれを“理解しているように振る舞う”ことはできます。
しかし、人の心を震わせる“深度”には触れられません。

AIが得意とする「正確で整理された情報」だけで人の心は動かないと思う。
そこに「意味」を付け加えられるのは、あなただけ。

・なぜこの会社の人たちは誇りを持って働いているのか?
・なぜこの地域を守り続けたいと思っているのか?
・なぜ“この仲間たちと”働きたいのか?
・なぜこの仕事は誰かの人生を支えるのか?

そこには、人の弱さ・葛藤・涙・誇り——つまり物語が必要なのです。

AIが「正解」をつくる時代だからこそ、人間は「意味」をつくる必要があります。

■ 土木の採用広報は、これからますます“人間の仕事”になる

同じ現場の写真でも、意味は人によって変わりますよね。

・若手が初めて褒められた日の喜び
・先輩が叱ったあとにかけた、あの一言の優しさ
・地域を守る使命を自覚した瞬間
・完成した構造物を見上げたときの涙
・チームで撮った集合写真の誇らしい笑顔

こうした体温のある物語こそが、広報力を高める要因になってきます。

AIはロジックを奪っていくかもしれません。
しかし、AIには絶対に奪えないものがあります。

それは——
現場の人間が生きてきた軌跡と、その意味の深さ。

だからこそ、これからの土木採用広報はますます“人間の仕事”になっていくと思うんです。

■ あなたの会社の物語は届いていますか?

AIが強くなるほど、“あなたの会社で働く意味”を言語化できる広報が価値を持ちます。
どんな会社にも、必ず「応募したくなる理由」が眠っています。
それを掘り起こし、未来の仲間に届けること——
これからの採用広報にとって必要不可欠な要素です。

あなたの会社の物語、あなたの会社で働く意味や意義、求職者に伝わっているでしょうか?

広報担当者だけではなく、社長を筆頭に全員が広報意識を向上させ、そこにある物語や意味、想いをどんどん発信していって欲しいと願っています。
あなたの中にある物語は、唯一無二のオリジナルコンテンツなのです。

ーここからはお知らせですー

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    小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報コンサルタント

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