6月3日は測量の日

土木広報

キング オブ 基準

全国1億2千万人の土木ユーザーの皆さんこんにちは。
土木広報支援プロデューサーのおがしんです。

本日、6月3日は「測量の日」です。
なにそれ?って感じかもしれませんが、土木業界では一般的な記念日。
「測量」という言葉は誰でも聞いたことはあると思いますし、なんとなくイメージはつくんじゃないかと思います。
僕もこの仕事を始める前までは、「距離とか高さとか測るんでしょ?」くらいのことしか知りませんでした。
ま、間違いではないんですが、測量って奥が深いというか、とても重要な「技術」なんですよ。

測量の日

測量法という法律があって、その制定日に合わせて6月3日が「測量の日」とされてました。
もう少し言うと、現在の測量法は昭和24年6月3日(法律第188号)に公布されたのですが、満40年となった平成元年に、当時の建設省の主唱で6月3日を「測量の日」と決めたんですね。

測量というのは、地球上のあらゆる位置関係を決定するために必要不可欠な技術で、例えば地図を作成するのも、土地の境界を決めるのも、測量技術がないとできません。
公的な測量には、測量法に従って登録された有資格者(測量士や測量士補)が必要で、誰でも彼でもできるってことではないんですよね。
それだけ「測量」という技術が大切だってことを表していますよね。

測量の歴史は古い

測量は、古代エジプト時代からおこなわれていたそうです。
たしかに、あのピラミッドってどうやって造ったんだろう・・・って不思議ですよね。想像ですが、測量技術が存在したから可能だったんじゃないかなと思ってみたり。
日本では、伊能忠敬が有名ですよね。
ちなみに、伊能忠敬が日本地図作成のために最初に測量を開始したのが4月19日で、この日は「地図の日」とされています。

測量技術がなければ、今の生活はないかも!?

測量によって、あらゆる位置関係が決定されるということは、そもそもの「基準点」ってあるの?そんな疑問を持ったりします。
広さを測るだけの計測とは違い、測量は他との位置関係なども関係してくるわけで、そうなると「基準」がないと話が進みませんよね。
実は、東京の永田町に「日本水準原点」というものがあります。

日本水準原点標庫

いわゆる「標高」を決めるための基準点に設定されているところですね。
(東京に行く機会があったら一度訪れてみたいな~)

測量技術は、生活のあらゆるところに活かされています。
地図をはじめ、不動産の取引なんかもそうですね。
もっと身近なことでいうと、測量記述がないと、道路も橋もトンネルも造ることができません。ビルも建てられないし、家を建てるにしてもお隣さんと揉めてしまうかもです(笑)いや、ほんとに。
他にも意外なところでは、マーケティングにも使われる「GIS」というシステムも測量技術のおかげで成り立っていたりします。

そういう意味では、測量技術は、生活基盤を支える出発点であり、「基準の中の基準」をつくる大切な技術ですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

それでは皆さん、本日もご安全にー!

プロフィール

◎記事を書いた人
小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報支援プロデューサー

『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

経済学部出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、デザイン、イベント企画、映像制作など)

防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/一般社団法人日本オンラインフィットネス協会理事

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