秀逸だと思ったJALのキャンペーン

土木広報

関係性を構築するためのきっかけづくり


ブログ100記事チャレンジ #038

2018年ごろにJAL(日本航空)がやっていたキャンペーンをご存じでしょうか?
私も沼ったこのキャンペーン。
広報で重要な「関係性の構築」の要素が凝縮されていて秀逸でした。
土木広報にもとても参考になるのでシェアしたいと思います。

こんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。

このキャンペーンは、CA(客室乗務員)さんとのコミュニケーションを増加させて、JALファンを増やそうという目的で実施されてました。
どんな内容かというと、47都道府県のシールを集めるというもの。
こんな感じのシールです。

※崎陽軒のシウマイ弁当は付属しておりません(笑)

各都道府県のご当地の絵柄がデザインされたシールです。

それが?で?と思われたでしょうが、仕組みをもう少し詳しく説明しますね。

このシール、その便に乗務しているCAさんが持っています。
CAさんごとに持っているシールが異なっていて、ご自身の出身地やゆかりのある都道府県のシールを持っている。
このシールはCAさんに声をかけないともらえません。自動的に配布されるものではないんですね。
そして、47都道府県全てを集めると、そのシールを保管するためのアルバムがもらえる。

実は私もアルバムゲットしました!

このキャンペーンのどこが秀逸なのかというと、大きく3つあると思っています。

1.CAさんとのコミュニケーションを発生させる
特段の用事がない限りは。CAさんに話しかけるのってちょっとハードル高い感じがしませんか?
でも、このシールが欲しい場合は、CAさんに「都道府県シールください」って言わないといけないわけです。
ここでまずコミュニケーションのきっかけができる。
もらったシールが福岡県だったとしたら「あ、福岡なんですねー。僕も福岡なんですよー。」という、共通項をベースにした会話が弾みます。
人間って、同じ出身とか同じ学校、あるいは同じ趣味みたいに、共通する何かがあるとグッと近づきます。

2.「集める」という楽しみを提供
これは特に男性に多いのかもしれませんが、コレクター心理ってあるでしょ。
キン肉マン消しゴムだったり、ビックリマンチョコシールだったり、過去になにかを集めて楽しんだ思い出ありませんか?
あれって、不思議ですよね(笑)
47都道府県のシールを制覇したくなるんですよ。
で、集めるとさらにアルバムがもらえる。
そんな楽しみを提供している点もさすがだなって思った。

3.SNSなどでの拡散
シールを集めている人たちが、勝手にSNSに投稿してくれる。
「投稿してくれたらプレゼント」みたいなことをしなくたって、投稿したくなるようなキャンペーンだから。
例えばですが、レアシールってあるわけですよ。佐賀県とか三重県とか青森県とか。
ご当地出身のCAさん自体が少ないため、そんなレアシールをもらえると、「ゲットしたぜー」って感じで思わずSNSに投稿するって感じ。
さらには、メルカリで販売されるという現象まで起きました。
なんという広がりなんでしょう。

このキャンペーン、土木広報にもとても参考になると思いませんか?
特に1と3は重要な視点だと思います。
仮にあなたの会社が地域建設業だったとします。
どんなことができそうですかね?
地元の現場の看板などをひと工夫することはできないでしょうか?
「○○工業高校の先輩が働いています。気軽に声かけてくださいね。」とかね。

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