土木業界の採用活動と集客マーケティング

いきなりですが、3年ぶりのＦ１日本グランプリがいよいよ開幕しました。
３０年前からＦ１を観ている私としては、今週末はめっちゃ楽しみです。
１０数万人の観客が押し寄せる一大イベントです。
いつかは、鈴鹿サーキットに生観戦に行ってみたいものです。

Ｆ１あるいはモータースポーツファンって、割とマニア傾向が強いというか、ヨーロッパと比較すると日本ではまだまだメジャーとは言いがたいです。
それでも１０数万人の観客が集まるんですよね。

しかも、モータースポーツには縁遠いのではないかと思われがちな、女性やファミリー層のお客さんも結構多い。
そして、熱狂的な｢ファン｣はもちろんたくさんいるし、毎回観戦するリピーターも多数。
きっと、そういう人たちが、｢楽しいから一緒に行こうよ｣と連れて行って、そこからどんどん広がっているんじゃないかなって思います。

集客のキーパーソンは既存顧客

Ｆ１よりももっと身近な業種でいうと、例えば飲食店。
繁盛しているお店は、必ずと言っていいほど、既存顧客を大切にしている。
既存顧客とは所謂｢馴染み客｣のこと。
反対に集客に苦労しているお店は、｢新規集客｣のことばかりを考えていたりします。
なぜ既存顧客、特に常連さんを大切にしているお店が集客に困らず繁盛しているか？
それは、常連さんが新規顧客を連れてきてくれるから。
一緒に来店してくれる場合もあれば、友人などに紹介してくれる場合もあったり。
これ、皆さんも体験したことあると思います。

友人がその店の常連で｢あのお店の○○はめっちゃ美味しいし、大将がとても楽しい人なんで、オススメだよ。｣って、勧められたりして、実際にそのお店に行ったことありませんか？
人間は失敗したしたくないという気持ちが働くので、このような第三者の声は安心材料、判断材料としてとても効果的なのですね。
だから、常連客、既存顧客を大切にしているお店は結果的に新規客も増えていき、繁盛していることが多いのです。

採用活動における既存客は誰？

一見、採用活動とお店の集客って関係なさそうにも思えますが、いやいや、とても参考になりますよ。
お店の集客を自社の採用活動に置き換えてみて考えると、ヒントや気づきがあったりします。
例えば・・・
提供する美味しい料理は、やりがいのある仕事内容。
お店の雰囲気は、会社の雰囲気や社風。
大将の人柄は、社長の人柄。

では、先ほどお店の集客で大切だとお伝えした｢既存顧客や常連さん｣は、何に相当するでしょうか？
そう！
現在働いていらっしゃる従業員の皆さんです。

今、一緒に働いている従業員の皆さんが、あなたの会社の既存顧客。
その既存顧客を常連さん、さらにはファンにすることができれば、強力な広報マンになってくれるはずです。

新規採用を活性化するためには、今一緒に働いている既存の従業員さんを大切にすることが最も効果的なのかもしれません。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の｢土木広報専門会社｣を設立。
広告・イベント業界25年以上の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)
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◎記事を書いた人

小川慎太郎(ニックネーム：おがしん)／土木広報プロデューサー

『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

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防災士／公益社団法人 土木学会会員／一般社団法人ツタワルドボク理事／土木の魅力を発信するwebマガジン｢ツタドボpress365｣編集長／エクスマ公認SNSアドバイザー／エクスマレプリカンズ1期／エクスマ塾100期／47都道府県でゴルフすることが夢／芥屋ゴルフ倶楽部／保護猫ちゃん2匹／温泉ソムリエ／最後の晩餐はメロン希望／