アイデア会議を活性化させる方法

土木広報

アイデアは楽しい空間と環境で生まれやすい

全国1億2千万人の土木ユーザーの皆さんこんにちは。
そして、豊かな生活を支えてくれている土木業界の皆さん、ありがとうございます。
広告業界出身の土木偏愛者、土木広報プロデューサーのおがしんです。

おがしんのプロフィールなどはこちらから

今まで「SNSのミカタ」と題して、土木業界の皆様向けに、SNS活用の重要性や使い方などの記事を書いてきました。
本当にありがたいことに、SNSだけではなく、イベントやその他の広報手段、マーケティングなどの情報に関してのお問合せをいただく機会が増えましたので、「土木広報のミカタ」に衣替えして、土木業界の皆様向けに少しでも有益な情報をお届けできるようにBlogを書いていきたいと思います。
このBlogを読んでいただけると、
・土木広報の重要性がわかる
・土木広報のコツやポイントのヒントを得られる
・土木広報のやる気とクオリティが上がる
というメリットを得られる可能性が高いです。

そしてもうひとつ。
「おがしんと一緒に土木広報に取り組みたい」というマインドが醸成されるかも?(笑)

前回の記事で、イベントタイトルが重要です!ということを書きました。

イベントの中身を考える際に、主催者、関係者でアイデア会議をすると思いますが、今回はそんな会議の効果的な進め方について少し書いてみたいと思います。

楽しいイベントアイデアは、楽しみながらしか生まれない

なにもイベントに限った話ではなくて、SNSの運用方法だったり、そのネタを決めるための会議でも同様なので、是非参考にしてもらえると嬉しいです。
「会議=重苦しい」というイメージがないでしょうか?
確かに、予算会議とか営業会議とかはそんなイメージが先行してしまうかもしれません。
ただ、土木広報イベントのアイデアを募り、決めていく会議では、「来場者に楽しんでもらうためのアイデア」を決める会議です。
にもかかわらず、重苦しい会議だったら、なかなか楽しいネタなんて考えつきません。
楽しいイベントアイデアは、楽しい空間や環境、時間があってこそ生まれてきます。

私が長らく身を置いていた広告業界では、割と浸透していることのひとつに「ブレスト」というものがあります。
これは、ブレーンストーミングの略で、所謂「会議」よりももう少しノリの軽い感じのアイデア会議のことを指します。
「ちょっと、あの案件についてブレストしよっか?」という、割と軽い感じで始まります。

鉄の錆を落として表面を綺麗にする「ブラスト」とは違います(笑)

冗談はさておき・・・

このブレストをやる際にいくつかの基本的ルールがあります。
(あくまでも、私が採用しているルールです。)

1.時間を30分~60分で決めておく
2.参加人数は、4名~8名の間
3.年齢、役職などの立場は無視する
4.他人の発言は絶対に否定しない(質問はOK)
5.積極的に他人の意見に便乗する

ひょっとすると他の方とは異なることもあるかもしれませんが、私がブレストをやる際に遵守している決め事はこんな感じです。
ひとつずつ理由や意図を説明しますね。

1.時間を30分~60分で決めておく

これは、広告業界での長い経験からくるものですが、アイデアを考えたりする際に、2時間も3時間も考えたところで、そんなに劇的なアイデアが出てくることってほとんどありません。
かと言って、10分20分じゃ議論が暖まるころには時間が過ぎていることが多い。
そこで、これくらいの時間が最適だと思っています。
最初は議題に対して、全員から意見を集めることに15分くらいかかります。
そして、それに対しての質問や乗っかりアイデアを話していると30分くらいは過ぎます。
そこからまた熱を帯びてきて・・・という具合に進むことが多いため、そのときのスケジュールや内容を鑑みて、私は60分以内で設定しています。
最も良くないのは、終了時間を決めないことですね。

2.参加人数は、4名~8名の間

これも、時と場合によって変動しますが、全員の意見を聞いたりまとめたりするには最適な人数がこれくらいということ。
あまり大人数だと意見を聞くだけで時間が過ぎ、結果、ブレスト時間が長引いてしまい、集中力が低下していくという負のスパイラルに陥りがちです。
組織体の規模が大きい場合は、ブレストごとにメンバーを交替させながらやっていくということも取り入れたりします。

3.年齢、役職などの立場は無視する

例えば、企業内でやる場合には、ブレスト参加者の中には、入ったばかりの新入社員から担当部門の部長さんまで、いろんな立場の方がいらっしゃったりすると思います。
ブレストでは、そんな役職や立場、経験の有無、年齢など、一切に気にしてはいけません。
誰でも自由に自分の意見を言いやすい空気をつくることが大切です。
実はこれが最も難しい項目かもしれませんが、これが最も重要だったりもします。

4.他人の発言は絶対に否定しない(質問はOK)

これもとても大切にしているルールです。
新人さんであろうが、部長さんであろうが、参加者の意見は絶対に否定してはいけません。
否定されると萎縮して斬新なアイデアやアイデアになる素が出づらくなってしまう危険があります。
一度、必ず最後まで聞いて、わからないところがあれば「質問」することです。
特に、普段仕事がバリバリできて、頭の回転が速い人ほど、自分なりの答えがわかってしまい、やりがちだったりします。

5.積極的に他人の意見に便乗する

そして最後は、これ。
「お!それ、面白いねー」と思った意見には、どんどん便乗していくことです。
そこから次から次にブラッシュアップされたアイデアが出やすくなる傾向があります。
他人の意見に便乗数のは気が引けるとか、遠慮してしまったりするものですが、ブレストの際はお構いなしです。

便利なツールも使ってみる

いかがでしたでしょうか?
ただし、今までブレストなんてあまりやってなかったな~という方も多いと思います。
そんな方には、最初のうちは便利なツールを使ってみることもオススメします。

ブレストカードという、カードゲーム形式になっている、発想促進カードゲームです。
私も使っていますが、自分でも思いがけないアイデアが出たりすることがあります。

詳しくはこちらをご覧ください。(Amazonのページで詳細確認できます。)

「三人寄れば文殊の知恵」と言います。
ひとりでウニウニ考え込むよりも、みんなで考えた方がきっといいアイデアが出ると思います。
そして、有意義なブレストを実施し、成果を出すためにも、今回お伝えした内容を実践みていただければと思います。

社内、組織内で横断的に参加者を募って、楽しい雰囲気をつくって、楽しいイベントアイデアを出し合ってください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

土木広報に関することはおまかせ!
広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年以上の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)
講演やセミナーの依頼も承っています。

お問合せ・ご相談はこちらから

YouTubeチャンネル「ドボクのミカタ」やっています。
チャンネル登録・高評価いただけると励みになります。

あなたの現場、会社に取材に伺います。
広報を動画として活用しませんか?

それでは皆さん、本日もご安全にー!

◎記事を書いた人

小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報プロデューサー

『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)

防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマ公認SNSアドバイザー/エクスマレプリカンズ1期/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/

お時間あればあわせて読んでね