リファラル採用を考える 〜最終回〜

土木広報

「もし不採用だったら…」の不安を消そう!社員が自発的に動き出す運用とは?

いざ運用開始!……しかし、半年経っても、一年経っても、誰からも紹介が来ない。
「やっぱり金目当てじゃ動かないのか?」「うちの会社に魅力がないのか?」 そう落ち込むのは早いです。
社員が動かないのには、明確な理由があります。それは、「恐怖」です。
「親友や知り合いを紹介して、もし面接で落とされたら俺の顔が潰れる」 「入社した後に『こんな会社だと思わなかった』と言われたら、友達をなくすかもしれない」
この心理的なブレーキを外してあげない限り、どんなに報奨金を積んでもことは動き出しません。
最終回の今回は、このブレーキを外し、社員が自然と動けるようになる運用のコツをお伝えします。

こんにちは。広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。

いきなり「面接」するから重くなる

いきなり「履歴書を持ってこい」と言うから、ハードルが上がるのです。
まずは「カジュアル面談」や「現場見学」、あるいは「社長を交えた食事会」のようなものから始めましょう。
「選考とか堅苦しいのは抜きにして、一度飯でも食おうや。うちの社長、面白いからさ」 これなら、誘うほうも誘われるほうも気が楽です。
会社として「リファラル会食費(1人5000円まで)」を補助するのも非常に効果的です。
数千円の経費で、将来の幹部候補と接点が持てるなら安い投資です。

「不採用」の伝え方に最大の配慮を

万が一、紹介された方が自社の基準に合わなかった場合。
ここが一番の正念場です。
紹介してくれた社員に対して、「あいつ全然ダメだったよ」なんて絶対に言ってはいけません。
さすがにそんなことは言わないと思いますが(笑)

「〇〇さんの紹介だから是非と思ったんだけど、今の現場の状況とスキルが少しだけ合わなかった。人柄は最高だったから、またタイミングが合えばお願いしたい」 このように、紹介してくれた社員の顔を立て、感謝を伝えること
「今回はダメだったけど、社長はちゃんと見てくれた。また良い人がいたら紹介しよう」と思ってもらえるかどうかが、制度の寿命を決めます。

採用活動を「お祭り」にしよう

リファラル採用が上手くいっている会社に共通しているのは、採用を楽しんでいることです。
紹介によって入社が決まったら、朝礼や全体会議で盛大に表彰する。
「〇〇さんが良い仲間を連れてきてくれたぞ!」と全員で祝う。
すると、「あ、人を紹介するってカッコいいことなんだ」「会社に貢献するってこういうことか」という空気が伝染していきます。
リファラル採用は、単なる欠員補充ではありません。
社員が「俺たちの会社、良い仲間がいるんだぜ」と胸を張って言えるようになる、組織を強くするプロジェクトです。
まずは小さくてもいい。一人の社員との「今度、誰かいい人いないか?」という雑談から、新しい会社の未来を築いていってください。
人手不足の時代を勝ち抜く鍵は、すでに御社の社内に眠っています。

全4回に渡って「リファラル採用」について、お伝えしてきました。
いかがだったでしょうか?
少しでも参考になったり、気づきを得ていただいたとしたら、とても嬉しいです。
リファラル採用は採用の仕組みであると同時に、組織をよりよくしていくための燃料だったりもします。
私は、広報活動の活性化と同時に採用の仕組みづくりを同時に考えることをおすすめしています。
広報だけやっていてもダメ。
かといって、採用の仕組みだけイジってみても、成果にはつながりません。
手段はあくまでも手段であって、目的ではありません。
目的を見失わずに、御社にとって最適な手段はなにか?それを実現するために必要なことは?
あなたの会社に寄り添いながら、一緒に考え、実践していけると嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

マーケティング視点で広報活動・採用活動をサポートしています。
初回限定・無料オンラインコンサルやっています。
お問合せは、下記のフォームからご連絡ください。お待ちしております!

    土木広報に関することはおまかせ!
    広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
    広告・イベント業界25年以上の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)
    講演やセミナーの依頼も承っています。

    お問合せ・ご相談はこちらから

    YouTubeチャンネル「ドボクのミカタ」やっています。
    チャンネル登録・高評価いただけると励みになります。

    あなたの現場、会社に取材に伺います。
    広報用の動画として活用しませんか?

    それでは皆さん、本日もご安全にー!

    ◎記事を書いた人

    小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報コンサルタント

    『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

    広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
    広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)

    防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマ公認SNSアドバイザー/エクスマレプリカンズ1期/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/

    お時間あればあわせて読んでね