採用活動も広報もぜーんぶマーケティング
「採用も、マーケティングの視点が大事ですよ」というお話です。
少しカタい言い方になってしまいましたが、要するに「人を集めること」って、商品を売ったり、お店にお客さんを呼んだりするのと、本質的には同じなんじゃないかなって思うんです。
こんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。
特に、土木や建設の業界では「求人を出せば人が来る」という時代は、もうとっくに終わりました。
働く人たちの価値観も、仕事選びの基準も、大きく変わってきましたよね。
それはみなさんも肌感覚含めて感じていると思います。
そんな時代に、ただ「うちは人手不足だから来てください」と言っても、なかなか響かない。
だからこそ、マーケティング的な視点、つまり「届けたい相手の目線で考えること」がとても大切なんです。
採用って、お店の集客とそっくり
僕はいつも、「採用＝新規のお客さんを呼ぶこと」「既存社員＝常連さん」って考えるようにしています。
たとえば、おいしいラーメン屋さんがあったとします。
でも、どんなに味が良くても、お店の場所が分かりにくかったり、外から中の様子が見えなかったりすると、新しいお客さんはなかなか入りにくいですよね。
逆に、「こんなお店です！」って写真や口コミで伝えていたり、常連さんがSNSで紹介していたりすると、ちょっと行ってみたくなる。
これ、会社でもまったく同じだと思うんです。
「どんな仕事なのか」「誰が働いているのか」「どんな雰囲気なのか」
それをちゃんと外に伝えていくことで、ようやく「ちょっと気になるな」「話を聞いてみたいな」という人が現れる。
しかもそれって、1回発信しただけじゃダメで、継続してコツコツ届けていくことが大事。
お店の宣伝も、採用の広報も、「伝えること」からすべてが始まると思うんです。
常連さん＝既存社員を大事にする
もうひとつ大切にしている視点があります。
それは、「常連さん＝既存社員さんをちゃんと大事にしてる会社は、外から見ても魅力的に映る」ということ。
たとえば、お店に行ったときに「あ、この人、いつもここでご飯食べてるな」と思うお客さんがいたら、そのお店って安心感ありませんか？
「よく来てる＝居心地がいい」「味も接客もいいのかな」って自然に思えますよね。
会社も同じです。
働いている人がイキイキしていたり、誇りを持って仕事していたり、楽しそうにしていたりする姿って、外から見るとすごく魅力的に映る。
だから、「新しい人をどうやって呼ぶか」と同じくらい、いやそれ以上に「今いる人たちをどう大切にするか」が重要なんです。
難しい言葉はいらない。想像力がすべて。
マーケティングって聞くと、「難しそう」「自分たちには関係なさそう」と思うかもしれません。
でも、そんなことないんです。
「どんな人に来てほしいか」
「その人は、何を見て応募しようと思うか」
「来てくれた人が、長く働きたいと思う環境って、どんなものか」
そのひとつひとつを想像していくことが、マーケティングのはじまり。
だから、「届けたい相手にどう見えているか？」を考える時間を、ぜひつくってみてください。
土木・建設業は、社会に必要不可欠な仕事をしている誇れる業界です。
それを“正しく、楽しく伝える”だけで、未来の仲間とつながる力になると、僕は本気で思っています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます！
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広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の｢土木広報専門会社｣を設立。
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