「誰でもいいから・・・」は、結果的に無意味

土木広報

どんな人に入社して欲しいかを明確にする

「お客様を選ぶ」って聞くと、ちょっと上から目線みたいに聞こえますが、マーケティングの世界は当たり前のことなんです。
実は、採用活動でも同じようなことが言えます。

こんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。

ここで言う「お客様を選ぶ」というのは、「どんなお客様に来て欲しいか」ということを明確にするという意味です。
その要素としては、属性だったりしそうだったり、趣味趣向やお困りの内容など、たくさんあります。
こんなお客様が増えたらいいな〜と思っているようなお客様が増えれば、仕事自体がとても楽しいし、それが相手にも伝わりお客様もより共感してくれる。
それが結果的には、長いお付き合いになっていく・・・。

例えば、僕の場合だとこうです。

「広報を頑張りたいと思っている土木業界の皆様」

こんな方達とご一緒できるといいなぁと思っています。
土木業界の方であればどなたでもってことではなくて、あくまでも「広報に力を入れたいと本気で考えている方」ってことです。
そんなの当たり前じゃん!って思われた方もいるかもしれませんが、ここをハッキリさせていない企業って案外あります。

その意思表示として、SNSやブログなども大いに活用して、発信しまくっているんです。
自分はこんな考え方です。こんなことが得意です。こんな将来を創っていきたいです。というようなことを発信していれば、事前にそれを分かっている状態、共感してくれた方とのお付き合いが増えます。
もし発信していなければ、お互いがミスマッチを起こして、あまりうまくいかないってことに繋がります。

これって、採用活動でも同じだと思っています。

「どんな人に来て欲しいか」

ということを明確にしたうえで、さらにどんどん広報やっていくことが重要なんです。
”誰でもいいから、とにかく入社して欲しい”と考えていると、結果的に成果にはつながらないものです。
「うちの会社はこうです」、「こういう雰囲気です」、「こんな強みがあるよ」ということを、日頃からどんどん発信しておくこと。
そうすれば、それを見てある程度理解、共感したうえで応募してきてくれた人は、入社後のギャップを感じることが少ないでしょう。
早期離職する一番の要因は「当初イメージとのギャップ」です。
面接、採用の段階でそのギャップが最小限になっていれば、離職率がグンと下がります。

せっかく採用できたのに、すぐに離職されては大変ですよね。
採用→離職→追加採用→離職・・・切りがないというかとても非効率ですよね。
離職率を低下させるということも結果的には採用活動が成功していると同義です。
そのためには、「こういう人に入社して欲しい」という想いを持って、広報活動や発信を継続していくことが効果的なんです。

私がお付き合いさせていただいている建設会社さんも、広報に力を入れて採用に成果が出てきているのはもちろん、目に見えて変わったのは「離職率の低下」だと言っていました。

広報活動に注力すると、離職率の低下にも寄与し、結果として担い手確保につながっていくという側面もあるのです。

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    ◎記事を書いた人

    小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報コンサルタント

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    広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
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    防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマ公認SNSアドバイザー/エクスマレプリカンズ1期/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/

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