伝わらない七奉行　〜スペック奉行〜

スペックはただの情報

ブログ100記事チャレンジ　#045

プレゼンテーションに関するセミナーや研修をさせていただくことが増えてきました。
その中で｢こういうプレゼンは伝わらないよ｣ということを知って欲しくて、それを覚えてもらうために｢伝わらない七奉行｣と表現しています。
｢伝わらない七奉行｣をそれぞれ解説してみたいと思います。

こんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。

伝わらない七奉行のうち、もっとも多いかもしれないのがこれ。

スペック奉行

どんなお奉行さんかというと、機能や金額など、いわゆる”商品スペック”を言いまくるプレゼン。
採用活動における会社説明に置き換えると、給料、休日日数、売上規模などがそれにあたります。

スペックのことを話してはダメってことではないんですよ。
伝えるべきことは伝えないといけませんので、それはそれで悪くないのですが、伝え方の工夫が必要なんですね。
やたらとこのスペック情報をスライドで見せながら話すプレゼンに遭遇しますが、聴いている方からすると｢そんなのホームページに載ってるじゃん｣って話です。

当社の初任給はいくらで、昨年度のボーナスの平均はいくら。
優良工事表彰をいくつもらって。
資格所有者が何名いて・・・。

こんな話ばかりされたらどんな反応になると思いますか？
きっと｢ふーん。で？｣ってなりません？

プレゼンテーションの際にこの話をするのであれば、そのことの裏側や経緯、理由などについてプレゼンした方が伝わりやすいと思います。

例えば、資格所有者がとても多いという特徴があるのであれば、なぜ多いのか？ってこと。
そこには、会社が全面的にバックアップする制度、仕組みがあるから・・・という話をメインにもってくる。
だから皆さんも安心して自分のスキルアップを目指して取り組むことができる・・・そんな話です。

プレゼンで伝えたい相手の心がどうすれば動くのか？
これを考えながらプレゼンテーションのシナリオをつくってくださいね。

次回は、”時系列奉行”を紹介します。

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小川慎太郎(通称：おがしん)／土木広報コンサルタント

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