前回記事の続編です。
前回記事で劇団藤村組の旗揚げ公演の件を書きました。
私が一年前から演劇をしているって話し。
その中で、「演劇はビジネスにも役立つ」という話をしました。
ビジネスに役立つから演劇をやっているということではなく。あくまでも「結果的に」ってことですよ。
どんなところが役立つと感じているのか?
それは、「想像力」と「共感力」が養われるってことです。
実はあまり良い印象で使われない言葉
芝居、演技といった言葉って、あまり良くない印象、ネガティブな感じで使われることが多いと思いませんか?
例えば、「芝居がかった」とか「小芝居しやがって」とか「あれ、演技でしょ?」とか。
なんとなく、嘘、偽り、大げさ・・・みたいなことを表現する時に、ネガティブな印象で使われることが多い。
私が脚本書いて演じた芝居もそう。
確かに、樫野崎灯台がBARに飲みに行くわけないですもんね(笑)
そういう意味では「つくられたもの」です。
では、「文化・芸術」といった言葉はどうでしょう?
とてもポジティブな印象で使われることが多いと思いませんか?
「あれはとても芸術的だ」とか「文化・芸術の溢れる街づくり」とか。
なんだか言葉から入ってくる印象って不思議ですよね。
演劇や芝居というのは、昔から存在している文化・芸術です。
能や歌舞伎だってそうです。
想像力と共感力とは?
話を戻すします。
演劇をやるとなぜ想像力と共感力が養われるのか?
それは、ある種のつくりものでありながら、その役、空間に入り込んでいけるという二面性にあるんじゃないかと感じています。
現実の自分ではない「役」になりきるといいうことは、その「役」がどんな状況で、どんなことを考えているのか?
その時にはどんな表情や感情になっているのか?
もしこうだったら、きっとこんな感情だろうな。
伝わる芝居、演技をするために。そうやって、想像力をフル回転させていくんですよね。
そうするとそのうち、その役に対して、「いやー、それ、すごいわかる!」、「きっと、とても辛かったよね」というような共感力のようなものが発生してくるんですよ。
しかもこれが、自分の役だけではなく、共演者や他の役者さんのことも感じたりする。
なんだか文章で伝えるのはとても難しいのですが、なんとなくでも伝わっていると嬉しいです(汗)
この想像力や共感力が実はとてもビジネスにいい影響をもたらすと感じています。
お客さんの気持ちになって、どうやったら喜んでもらえるだろうか?
スタッフの成功や失敗に対して、どう向き合っていこうか?
本当はこんなところにポイント、解決策があんじゃないか?
このお客さんの悩みや課題って、実はこういうことなんじゃないか?
うちの業界の将来って、もっとこういうふうにできるんじゃないか?
これって、すべて想像力や共感力を必要とされること。
具体的には書けないのですが、私もクライアントとのやりとりの中で「このお客さん、実はこういうふうに考えているんじゃないかな?」と感じて、そのことを伝えたら、「おがしんさん、実はそうなんですよ!それを理解してくれる方って少ないんです。いや、めちゃくちゃ助かります!」となり、コンサルティング契約に至ったこともあります。
これ、2ヶ月前くらいの最近の話です。
マーケティングの師匠であり、劇団藤村組の主宰でもある藤村先生曰く、「経営者こそ演劇をやったほうがいい」と。
私も身をもって実感していますが、ほんとうにそう思います。
特に経営者は、社員、その家族、会社組織全体、取引先、業界事情、社会的経済事情など、多種多様なことを考慮しながら舵取りする必要があります。
まさに毎日毎日、想像力や共感力を求められていますよね?
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!
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