人間は忘却の生き物だけど・・・

土木広報

タイトルの言葉は、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスのもの。
エビングハウスの忘却曲線は有名ですよね。
24時間後には約70%は忘れていると言われます。

確かに、「一昨日のランチ、何食べた?」って聴かれても、即答できないです(笑)

例えば、土木広報において、SNSをはじめ様々なツールを活用して発信したとしても、すぐに忘れられる可能性があるってことです。
じゃ、意味ないないんで、広報なんてやらなくてもいいじゃん!ということではなく、どうすれば印象に残る、思い出してもらえるか?を考える必要があるってことですよね。
私たち人間の能力のひとつとして、

考えること
記憶すること
忘れること
思い出すこと

があると思います。
どうしても忘れてしまうんだけど、思い出すこともある。
深く記憶されて、忘れないことだってある。
自分自身のことを考えてみると、どんなことが記憶に残っていたり、思い出したりするかなって。
単なる情報、スペックなどのすぐに忘れてしまいがちで、思い出しにくいですよね。
でも、「体験」に基づく記憶は結構覚えていたり、思い出したりしませんか?
例えば、私だったら、40年前に小学校の運動会で選手宣誓した記憶はいまだに鮮明に残っています。
実は選手宣誓の役目がまわってくるまでに、いろんなエピソードがあったから、なおさら記憶に残っています。

土木広報で、より印象に残り、伝えたい相手に思い出してもらうためにも、この「体験」を提供するという視点が不可欠だと思います。
例えば、現場体験会などの直接的な体験ということだけではなく、届ける情報によってその人がどのような気持ちや気分になれるのか?
そういった視点での体験。

最もわかりやすいのは「役に立つ情報」だろうと思います。
伝えたい相手にとって有益な情報、役に立つ情報ってなんだろう?そんなことを考えながら発信していくと、グッと伝わりやすくなり、記憶にも残りやすくなると思います。
なにも大げさに考える必要ありません。
「へぇ〜」とか「それは知らなかったな〜」とか「え!?マジ!?」みたいなリアクションが期待できそうなことでいいのです。

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広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年以上の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)
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◎記事を書いた人

小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報プロデューサー

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