映像(動画)制作の前に注意したいこと

土木広報

手弁当はやめた方が良いです。

全国1億2千万人の土木ユーザーの皆さんこんにちは。
そして、豊かな生活を支えてくれている土木業界の皆さん、ありがとうございます。
広告業界出身の土木偏愛者、土木広報プロデューサーのおがしんです。

おがしんのプロフィールなどはこちらから

今まで「SNSのミカタ」と題して、土木業界の皆様向けに、SNS活用の重要性や使い方などの記事を書いてきました。
本当にありがたいことに、SNSだけではなく、イベントやその他の広報手段、マーケティングなどの情報に関してのお問合せをいただく機会が増えましたので、「土木広報のミカタ」に衣替えして、土木業界の皆様向けに少しでも有益な情報をお届けできるようにBlogを書いていきたいと思います。
このBlogを読んでいただけると、
・土木広報の重要性がわかる
・土木広報のコツやポイントのヒントを得られる
・土木広報のやる気とクオリティが上がる
というメリットを得られる可能性が高いです。

そしてもうひとつ。
「おがしんと一緒に土木広報に取り組みたい」というマインドが醸成されるかも?(笑)

アルバート・メラビアンという人をご存じでしょうか?
アメリカの心理学者で「メラビアンの法則」を提唱した方です。
本人がそう言っているというよりも、発表した実験結果を見て、世間がそう呼んでいると言った方が正確かもしれません。

この「メラビアンの法則」ですが、ザックリ言うと、人が言語・聴覚・視覚から得られる情報のうち、どれがどの程度優先されるかを実験して得た法則です。
その結果としては、コミュニケーションには「言語情報7%」「聴覚情報38%」「視覚情報55%」の割合で影響していると導き出されました。

あくまでもひとつの基準ですが、確かに言語(テキスト)だけよりも声のトーンなどが加わった聴覚情報の方が、より影響が大きいし、さらにそこに映像が入ってきて視覚情報も加わるとさらにそうです。
これは、日頃の生活でも「確かにそうだよなー」と思える事象ではないでしょうか。

また、映像、動画の情報伝達力はとても強大です。
一説には、文字と比較した場合、画像で7倍、動画の場合はなんと5,000倍もの情報を伝えることができると言われています。
凄いですよねー。
また、アメリカの調査会社が発表した研究結果によると、「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、Webページに換算すると約3,600ページ分になる」といいますから、驚きを通り越してしまいますよね。
確かに、良くも悪くもテレビの影響力がいまだに大きいのも頷けます。

映像は伝わりやすいけど、ハードルも高い

いろんな実験や調査でもそうだし、私たちの生活でも感じている映像・動画の伝達能力の高さ。
じゃあ、映像や動画をバンバンつくってPRすればいいじゃん!ってなりそうなものですが、実際にそう簡単なことでもなかったりします。
例えば、YouTubeで「土木」と検索して、「チャンネル」でフィルタかけてみてもらえると、それなりの数のチャンネルが表示されます。
土木系の企業、団体、あるいは土木好きな方のチャンネルなど多数あります。
ただ、現在でもアクティブなチャンネルは少なくて、1年以上も新しい動画が公開されていないチャンネルが大半です。
おそらく、「これからは、やっぱり動画がいいよね」ということになって、YouTubeチャンネルを立ち上げ何本か動画をあげてみたものの、様々な理由で辞めてしまった・・・というパターンだと推察されます。

かくいう私もYouTubeチャンネルを運営しているので痛いほどわかりますが、動画制作って、まぁー大変です(笑)
何が大変かとあげるとキリがないですが、機材、撮影、演者、編集、ネタ・・・いろいろと揃えないといけませんから。

そして、いくら映像の伝達能力が高いとはいえ、求める結果が出るまでにはそれなりの時間も必要だったりするわけで、その前に心が折れてやめてしまう・・・そういう方々多いのが現実だろうと思います。

シナリオが8割

映像制作の際に、私が最も大切にしていることは、「シナリオ」です。
映像自体のクオリティは当然ですが、その前に、このシナリオを十分練る必要があります。
基本的なことは以下の3つ。

1.誰に
2.何を伝えて
3.どうして欲しいのか(どう感じて欲しいか)

まず、ここをハッキリさせることが大切です。
仕事柄、いろんな会社さんのいろんな動画を閲覧しますが、「映像はカッコイイけど、何も伝わってこない」というものが少なくありません。
上記の3つのポイントが整理されていない、熟考されていないと思われるのです。
逆に、「この動画、めっちゃいい!」と感じるものは、この3つがしっかり考えられている。そしてさらに、映像自体のクオリティや雰囲気、コピーライティングなどが秀逸です。

なので、PR動画を制作する際には、最初にこの3つのポイントに注力してシナリオを構築していって欲しいなと思います。

プロに協力してもらう

ハッキリ言いますと、手弁当で映像制作するのは、いろんな面でハードルが高すぎます。
時間かけてなんとかつくった割には、映像のクオリティが・・・となる可能性が高いです。
映像制作のプロに協力してもらって制作するのがオススメです。
もちろん私に相談してもらえるのが一番嬉しいですが(笑)、お知り合いにそのような方がいらっしゃるのであれば、それでもいいと思います。

そして、どこかに外注する際に気をつけて欲しいことがあります。
それは「現状や目的などを共有して、一緒になってやってくれる人」に頼んでください。
シナリオづくりから一緒になって考えてくれる方がオススメです。
ただ撮影して編集してくれるという会社さんではなく、貴社の目的や意図などを理解したうえ、きちんとプロデュースしてくれる方です。

まとめ

土木広報、PR用の映像制作におけるポイント
1.映像はシナリオづくりで8割が決まってしまう
2.映像制作のプロに協力してもらう
3.外注する際は、一緒になって考えてくれる人を探す

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

土木広報に関することはおまかせ!
広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年以上の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)
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◎記事を書いた人

小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報プロデューサー

『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)

防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマ公認SNSアドバイザー/エクスマレプリカンズ1期/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/

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