人気のとんかつ店で感じた違和感

上の写真のとんかつ、なかなか美味しそうでしょ？
でも、グルメレポートのブログ記事ではありません（笑）

友人から｢美味しいとんかつ屋さんがあるみたいだから、一度食べに行ってみない？｣とお誘いをうけ、車で1時間かけて行ってきました。
福岡市内からは遠く離れた片田舎にポツンとあるとんかつ屋さんです。
その友人も、もうひとりの方も、そして私もとんかつだけではなく、美味しいものを食べるのが大好きな三人。
道中は、ワクワクしながらも若干疑心暗鬼な感じもありつつ。。。

結果から言うと、｢ま、そんな言うほどでもなかったね｣という感想です。

やっぱり伝え方って大切だよね

とんかつの味の論評をしたいわけではありません。
味覚なんてみんなそれぞれで、好みもありますから絶対評価なんてあまり意味がないと思っていますし。
ただ、今回の訪問で、｢やっぱり言葉、伝え方ってほんと重要だな｣って実感しました。

入口横に掲げられていた横断幕がこちら。

まぁ、言いたいことはわかりますよ。
でも僕にはなんだか好戦的というかなんというか、若干上から来られているように感じた。

｢本気でおいしい　とんかつを食べてもらいたい　そんな想いでつくっています｣

こう書かれていたら、受け取る側の印象も随分違うんじゃないかなって思ってしまいました。
(インパクトという面では若干劣るかもしれませんが)

そして注文した｢極上ロースカツ｣が、冒頭の写真です。
配膳されるやいなや｢まずは、左端から醤油とからしを付けて食べてください。その後に塩で・・・｣という感じで、食べ方、食べる順序などを｢指示｣されます。
初めて見る食べ物であればまだしも、お店は違えど何度も食べたことのあるとんかつ。
美味しい食べ方の指示までされるとさすがにちょっとね。。。

これもやはり言い方の問題で随分印象が変わるけどなーって思った。

｢指示｣ではなくて、｢提案｣｢おすすめ｣という姿勢と伝え方であれば、もっと美味しくいただくことがでたよなって思う。
例えば・・・
｢意外だと思われるお客様が多いのですが、最初に醤油とからしを少しつけて食べられてみてください。｣
みたいな感じで言われると全然印象が違ってくる。

私たちが食べる時には既に、｢そこまで言うからには、相当に美味しいんだよね？｣っていう感じになっており、完全にハードルが上がっちゃっているわけです。
で、実食してみた際の感想が先述のとおり。
実際には、いいお肉を使っているし、きっと美味しいんだろうと思いますが、気持ちの面でそう感じなくなっている。
食事に限らずいろんな商品やサービスにも言えると思いますが、この｢伝え方｣で180度変わってしまうことがある。
エクスマ塾でも学んだことですが、まさに｢辞は達するのみ｣ということを受け手側として時間したランチタイムでした。

一緒に行った先輩が帰りに言っていたひと言にいたく共感しました。

｢本当に美味しい料理を提供してくれるお店には共通点がある。それは謙虚さだよね。｣

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の｢土木広報専門会社｣を設立。
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◎記事を書いた人

小川慎太郎(通称：おがしん)／土木広報プロデューサー

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防災士／公益社団法人 土木学会会員／一般社団法人ツタワルドボク理事／土木の魅力を発信するwebマガジン｢ツタドボpress365｣編集長／エクスマ公認SNSアドバイザー／エクスマレプリカンズ1期／エクスマ塾100期／47都道府県でゴルフすることが夢／芥屋ゴルフ倶楽部／保護猫ちゃん2匹／温泉ソムリエ／最後の晩餐はメロン希望／