変化はチャンス

妄想と企画のあいだ

コロナ禍で変わる価値観を味方につけよう!

全国1億2千万人の土木ユーザーの皆さんこんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、土木広報プロデューサーのおがしんです。

本シリーズでは、楽しいイベント企画、土木広報の企画なんかを中心にお届けしていますが、今回はちょっと違った視点のお話をお届けできればと思います。

今回のパンデミックで世の中のいろんなモノやコトが変わりました。
そして今後も以前の状態に完全に戻ることはないんだろうと思います。
状況や環境が変われば、意識や価値観も次第に変わっていくものです。

土木業界の皆さんから最も多く聞かれる声は、「若者がこの業界を目指してくれない」という、リクルートに関する課題です。
働き手がいないと、お仕事も増やせないため、業績アップにも影響が出てきます。
誰でもいいってわけではないと思いますが、土木業界を目指し、できれば自社に入ってきて欲しいと思っている土木関係の方は多いと思います。

大学がリモート授業になった

ビジネスの世界でもリモートワークがどんどん浸透していっていますが、大学の授業のリモート化も徐々に進んでいます。
私の知り合いの娘さんが通う東京の私立大学も「ほぼリモート授業」に切り替わったそうです。
私の母校の大学もかなりの割合でリモート授業を取り入れていると伺いました。

そのような状況になったら、「大学行く意味ありますっけ?」という疑問が生じます。
(僕だったら大学進学を選ばないと思います。)
とある調査でもそのような声がたくさん聞かれる結果が出ています。
例えば次のような内容です。

・留学したくて大学進学したけど、これでは通っている意味を見いだせない
・わざわざ上京して進学したのに、友達もつくれず・・・
・リモート授業で単位取るだけなら、大学でなくてよい・・・

などなど。

詳しくはこちら 大学の授業のあり方、進路に悩むコロナ禍の学生100人の声

そりゃそうなりますよね。。。

大学って、もちろん専門的な学問を修得する場ではありますが、それ以外にも貴重な経験、体験をできる場のはずです。
キャンパスライフを通じて生涯にわたって付き合える友人をつくったり、グループでの活動を通じたコミュニケーション力を養ったり。恋愛に心躍らせたり。
そんなことも含めて、「大学に進学する価値」があるんだと思うわけです。

にも関わらず、現状ではそんな体験はできません。今後もどうなるかわかりません。
とても残念なことだし、若者たちがかわいそうだなと思います。。。
ただ、若者たちの方が僕らオッサンよりも変化に対応する柔軟性は圧倒的に高いので、先ほど紹介したような声が多くあり、大学の授業のあり方や進学についての考え方に変化が出てきているのだと思います。

世の中が変化するときはチャンス

このような世の中の変化、意識の変化をうまく捉えて、土木業界のリクルートのチャンスにすることができないだろうかと妄想してみました。

1.若者は大学進学が全てではないと思い始めている
2.しかし、なにかしらの専門性は得たいと考えている
3.人との繋がりやコミュニケーションは欲しい
4.親もできるだけ出費は避けたい

これらの状況や課題に対して、土木業界が寄り添っていけば、結果として担い手を増やすことができるのではないかと。
積極的に、高卒、大学中退者(予定含む)に対してリクルートしてみてはどうでしょうか?
ただし、今までと同じような方法ではあまり響かないと思いますので、新たな試みも追加したいところです。

1.有益な資格取得を全面的にバックアップする
2.働きながら勉強できる環境や待遇を準備する
3.その代わり給与面には傾斜をつける

学生側も企業側もどちらもハッピーになれるような仕組みづくりです。

土木業界もどんどんDX化が進んでいきますし、デジタル関係に強い人財も必要になると思います。
それ以外にも、英語など外国語ができる人財なども重宝されていくはずです。
いずれにしても多様化はどんどん進んでいくと思われます。
バリバリの土木学科出身者に囚われず、その学生の考えや置かれている状況などに視点を移した採用活動をやってみるもの有意義だと思います。

そのためにも、日頃から「土木の価値や魅力、使命」を伝えていくことをどんどん発信しておくことがとても大切なんだと思います。

専門的な技術を身に付け、みんなの生活を支える仕事ができる土木という仕事は、発信の仕方で必ず若者に伝わると思います。
世の中が変化している今こそ、リクルートのチャンスだと思いませんか?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

※免責事項※
本シリーズ「妄想と企画のあいだ」は、あくまでも筆者個人の妄想、空想、アイデアを記録しているものであり、実際の企画として成立するかどうか、及び、効果を得られるかどうかを確約するものではありません。
また、全ては「土木業界を盛り上げたい」、「civil engineeringを人気職業にしたい」という前向きな気持ちで考えておりますので、寛大なお気持ちでご覧いただければと幸いです。

それでは皆さん、本日もご安全にー!

リクルートを目的に広報や発信を強化したい方は、是非こちらから一度ご相談ください!

    ◎記事を書いた人
    小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報プロデューサー

    『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

    広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
    広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)

    防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマレプリカンズ/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/一般社団法人日本オンラインフィットネス協会理事

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