ハワイで感じた土木の違い

土木広報

受益者負担をどう考えるか

皆さんこんにちは。 土木広報(後方)支援プロデューサーのおがしんです。

Facebookで過去の投稿(思い出)というのが出てきますよね。それを見ていたら2年前のちょうど今頃ハワイに遊びに行っていました。現在のコロナ禍の状況から考えると遠い昔のように感じます。ゴルフしたり美味しいもの食べたりドライブしたり、とても楽しかったなあなんて思い出に浸っていました。

ハワイに行った時に感じたのが、土木というのも国が違うとこうも違うんだということ。
レンタカーを借りてゴルフ場に行くわけですが、その途中ハイウェイを通ります。日本の高速道路と違って無料です。高速道路が無料なんて素敵!と、ちょっと感動しながら運転していました。
ただハイウェイを運転して10分後ぐらいに気がついたのです。
とにかく路面がガタガタで、快適性なんて皆無(笑)
標識もボロボロで見にくいし、設置状況なんかもなんとなく雑。
海外なのでこんなもんなのかなぁなんて思っていたのですが、そこには、インフラに関する考え方みたいなものの違いがあったようです。

日本の場合は、根底に「受益者負担」という考え方があります。なので、高速道路の維持管理にかかる費用は、高速道路を利用する人が負担することが原則。だから通行料金が徴収され、それを原資にしてメンテナンスをまめにやっているため、キレイな舗装で快適なんですね。
僕が経験したハワイみたいに通行料金が無料の場合だと、メンテナンス費用は税金を使うことになります。税金だと道路のようなインフラ以外にも、医療だなんだと出費が必要なわけで、インフラメンテナンスにかけられる予算も少なくなります。
これは考え方の違いなので、どちらも一長一短あるんだと思いますが、僕は個人的には、前者の受益者負担の考え方の方がしっくりきます。
当然、メンテナンスする頻度も高くなり、細部にわたってやっていくことになるので、その分、必要に応じて新たな技術開発に繋がりやすい。なによりも、陥没や落下などによる事故リスクも減らすことができますしね。
ハワイにまで行ってそんなことを考えている私は変態かもしれません(笑)

それでは皆さん、本日もご安全にー!

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