周年事業を“みんなの物語”に

妄想と企画のあいだ

きっとたくさんの物語が詰まっている

会社にとって「周年」は、節目であり、節目だからこそ普段は見過ごしていた“歩み”を振り返るチャンスでもあります。
土木、建設会社は歴史ある企業が多いので、周年を上手く活かしてほしいなと思っています。
こんなオイシイ広報チャンスはありません。

こんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。

土木や建設の仕事は、道路や橋、建物など、かたちとして社会に残る誇れる仕事です。
その「かたち」には、現場で奮闘した仲間たちの物語が詰まっているはずです。

それを、もっと心に残るかたちで記録し、共有できないか――
そんな想いから、私たちが提案したいのが「○○周年・社史をショートドラマで振り返る」という周年事業です。

冊子もいい。でも、映像なら“空気”まで伝わる

周年事業といえば、記念冊子や年表、記念品の作成、パーティーなどが定番です。
もちろん、いずれも素晴らしい方法です。
ですが、もっと「社員みんなが主役になれる」「次の世代に語り継げる」ような企画があると楽しいのではないかと。

例えば、こんなかたちで。

ショートドラマで10のエピソードを映像化

これまでの歴史を振り返り、10個の印象的な出来事や現場をピックアップ。
それを約3~5分の短編ドラマとして、1本ずつ映像に残します。

出演するのは、社員、OB、そして社長や会長も。
つまり、「自分たちの物語を、自分たちの手で語る」企画です。

たとえば、こんな話があるかもしれません。

・創業まもない頃、工具も足りない中で必死に橋を架けた話
・台風の夜に現場へ駆けつけた仲間たちのチームワーク
・はじめて女性技術者が現場に立った日
・「うちの会社に頼んでよかった」とお客様が涙した瞬間

一つひとつが、現場で生きてきた人間の“リアルな記録”。
冊子では伝えきれない熱さ、空気感、人間味。
それがショートドラマなら伝えられるんと思うんですよね。

ショートドラマ撮影の様子(大分県建設業協会津久見支部)

例えば、こんな感じのシナリオ構成案です。

タイトル:第1話「はじまりの一輪車」
時間:約3分
登場人物:創業者(現会長)、その奥さん、初めての現場監督、若き日の社員役(現社長が演じる)
あらすじ構成
・昭和の住宅街、資材も足りず一輪車で砂を運ぶ創業者の姿
・「会社ってこんなもんなん?」とつぶやく奥さん
・工事が遅れ、施主が不安そうに現場を見に来る
・「明日までに終わらせます」泥だらけで頭を下げる創業者
・仲間が集まり、夜通し作業。明け方の完成
・今の社屋に場面転換。「ここから全部が始まった」と社長が語る

感動も笑いも詰まった、会社の原点を描くシナリオ。

“記録”から“体験”へ。周年事業は、未来へのバトン

このショートドラマ企画は、ただの記録ではありません。
社員が出演したり、エピソードを語ったりすることで、「自分たちの仕事に誇りを持つ」という体験、共感につながります。

さらには完成した動画はこんなふうに活用できますよね。

  • 記念式典で上映すれば、笑いと涙が生まれる

  • SNSやYouTubeで社外にも発信できる

  • 新入社員の研修ツールにもなる

  • 何より、家族に見てもらえば「お父さん・お母さんってすごい!」と家庭での話題にも

周年事業を単なる“振り返り”で終わらせず、“語り継ぐ財産”に変える。
それが、社史を振り返るショートドラマのおすすめポイント。

土木・建設の現場には、物語があります。
泥まみれで頑張った日、仲間と笑った日、責任の重さに震えた夜。

それらを、次の世代に残すには――
言葉や数字だけではなく、「映像」というかたちに残すことも視野に入れてみてはどうでしょう?

最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

マーケティング視点で広報活動・採用活動をサポートしています。
初回限定・無料オンラインコンサルやっています。
お問合せは、下記のフォームからご連絡ください。お待ちしております!

    土木広報に関することはおまかせ!
    広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
    広告・イベント業界25年以上の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)
    講演やセミナーの依頼も承っています。

    お問合せ・ご相談はこちらから

    YouTubeチャンネル「ドボクのミカタ」やっています。
    チャンネル登録・高評価いただけると励みになります。

    あなたの現場、会社に取材に伺います。
    広報用の動画として活用しませんか?

    それでは皆さん、本日もご安全にー!

    ◎記事を書いた人

    小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報コンサルタント

    『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』

    広告業界出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
    広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、動画配信、デザイン、イベント企画、映像制作など)

    防災士/公益社団法人 土木学会会員/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/エクスマ公認SNSアドバイザー/エクスマレプリカンズ1期/エクスマ塾100期/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/

    お時間あればあわせて読んでね