何を言っているかよりも誰が言っているか
ブログ100記事チャレンジ #030
兵庫県知事選挙の様子を見ていて、マスメディアの劣化やSNSの広がりなんかを感じた。
それとは別に、広報活動にも通じるポイントがあるなって思った。
こんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。
ここ二週間くらいの間、兵庫県知事選挙の話題が盛り上がっていました。
結果はご存じの通りで、失職した前知事が返り咲き当選。
この選挙活動、報道をマーケティング視点、広報視点で見ていると、いろんな気づきがあるものです。
なんだかもう職業病みたいなものかも(笑)
アメリカ大統領選挙の時もそうでしたが、マスメディアと言われるものの影響力がどんどん低下している。
ユーザー、視聴者の情報リテラシーもだんだん高くなってきて、”マス”の概念で一方的に情報を垂れ流すオールドメディアには辟易している感じ。
マスネディアもネット情報も同じように捉えて、自分で考えて情報を取捨選択していく時代になってきた象徴が今回の選挙だったように思います。
じゃあSNSなどのネット情報が全て正しいのか？というと決してそういうことでもないし、自分の嗜好に合った情報が流れ込んでくることが多いため、そのあたりは気をつける必要はあるでしょうね。
ただ、情報の拡散性や意見の多様性、双方向性などは特徴的だと言えると思います。
兵庫県知事選挙では、当選した方に疑惑がかけられていて、マスメディア総出で袋叩き状態。
でも本当なそうじゃなかったんじゃないか？という話や証拠がたくさん出てきた。
しかし、マスメディアはそのことは一切報道しなかった。
そこで、それを世に知らしめたいと考えた別の候補者が、街頭やSNSなどで｢実はそうじゃなかった。あの方(疑惑をかけれた知事)はそんなことはしていないし、素晴らしい知事ですよ。｣と広めていった。
第三者として、真実を訴えまくったんですよね。
そして今回の結果になった側面が大きい。
ここでポイントなのは、ご本人じゃない”第三者”が言っているという点。
本人は自分のことなので、当然それなりの主張や発信をすると思いますが、”第三者”が発信した方が受け取る側からすると、｢いいかも｣とか｢そうかも｣って思いやすい。
｢うちのラーメン、博多で一番美味しいよ！｣と店主が言うよりも、｢あの店のラーメン、博多で一番美味しいと思う｣って、第三者であるお客さんが言った方が、信頼感ありますよね？
簡単にいうとそういうことです。
広報活動をやっていくにあたって、｢第三者にどうやって話題にしてもらうか？｣ということを常に意識しておいた方が、より効果的になると思います。
｢当社は明るい雰囲気の会社です。｣よりも｢あの会社の人って、みんな明るくて感じいいよね｣って、地域の人に言ってもらえたりする方が、断然効果的だと思いませんか？
もちろん、実情と合致してないとダメですよ(笑)
そうなるために必要なことって、やっぱり｢関係性｣なんだなって思う。
しつこいようですが、広報の基本は｢関係性の構築｣なんですよね。
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