農民の心をつかみ改修す 讃岐の水がめ満濃池
全国1億2千万人の土木ユーザーの皆さんこんにちは。
土木広報支援プロデューサーのおがしんです。
さて、今回ご紹介するのは、「空海(くうかい)」についてです。
<基本情報>
生没年:774年~835年
ゆかりの地:讃岐(香川)、高野山
主な功績:満濃池改修
空海は、誰もが知っている存在かもしれませんね。「弘法も筆の誤り」で有名な弘法大師。真言宗の開祖ですね。今回いろいろ調べて初めて知ったんですが、俗名は「佐伯さん」とおっしゃるようです(笑)なんとなく親しみがわきませんか?
空海は、唐に渡り新しい仏教を修めます。それと同時に、土木技術や薬学をはじめとする幅広い分野を学んで帰国したんですね。
帰国した際は、なんと私の地元である博多に到着して、その後、太宰府に滞在して呉服町にある東長寺を開基したと伝えられています。さらに親近感が沸いてきました!
空海は、真言宗の開祖であり、書家でもあり、そして土木技術者でもあった。さまざまな分野に精通しており、もう天才の部類ですね。
そんな空海が手がけた土木事業で有名なものが、現在の香川県、讃岐の満濃池改修工事です。
当時国内で最初のアーチ型の土堰堤を築いた満濃池は日本最古の貯水池と言われています。
先日ご紹介した行基と同様で、空海も民からものすごく慕われていたため、農民達が多数集まって働き、たったの3ヶ月で改修したと言われています。
昔は特にそうだったと思いますが、やはり「水」というのは人間の生命に直結するため、溜池や河川などの土木工事が多いですね。
讃岐地方は降雨量が少なく、農業用水を貯めておく施設が必須だったんだろうと思います。
土木は命を守る仕事。
なんと素敵なことか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは皆さん、本日もご安全にー!
◎記事を書いた人
小川慎太郎(通称:おがしん)/土木広報支援プロデューサー
『全国1億2千万人の土木ユーザーに届く広報を』
経済学部出身の土木偏愛者。好きが高じて日本初の「土木広報専門会社」を設立。
広告・イベント業界25年の経験とノウハウで、土木の価値と魅力を伝えるお手伝いをしています。(WEBサイト構築、SNS運用、デザイン、イベント企画、映像制作など)
エクスマ塾100期/一般社団法人ツタワルドボク理事/土木の魅力を発信するwebマガジン「ツタドボpress365」編集長/47都道府県でゴルフすることが夢/芥屋ゴルフ倶楽部/保護猫ちゃん2匹/温泉ソムリエ/最後の晩餐はメロン希望/一般社団法人日本オンラインフィットネス協会理事