数字ばかり追いかけていないか？
ブログ100記事チャレンジ #077
SNSをビジネス活用する場合に、陥りやすいことがあります。
それは、数字ばかりを追いかけてしまって、本質を忘れてしまうこと。
こんにちは。
広告業界出身の土木偏愛者、おがしんです。
土木業界でもSNSの活用が随分広がってきました。
XでもInstagramでもたくさんの企業アカウント、個人アカウントと相互フォローして、コミュニケーションさせてもらっています。
広報活動をやっていくうえで、SNSはとても便利だし取りかかりやすいツールだと思います。
基本的には無料で使うことができますしね。
ただ、企業で取り組む場合はに、陥りやすい罠があります。
それは、｢数字｣ばかりを追いかけてしまうこと。
例えば、フォロワー数だったり、いいね数だったり。
｢遊びでやっているんじゃないから当たり前だ｣というお声が聞こえてきそうですが、あえて言うなら｢遊びみたいなもの｣です。
感覚的な部分が多くてお伝えすることが難しいですが、頑張ってテキストにしてみたいと思います(笑)
これは実際にあった話。
ある会社さんを紹介されて、社長との面談に行った際のこと。
その社長、KPIとかリーチかとインプレッションが・・・とか。そういう言葉を連発して、｢数字もだんだん良くなってきた｣と自慢げにお話されていました。
ま、私も広告業界出身の端くれなので、言われている意味は分かるのですが、僕の考え方とは違うなぁと思いながら聞いていたんです。
そして最後にこう言われました。
｢小川さんにコンサルしてもらうと、どれくらい数字を伸ばせますか？｣って。
そこで適当に合わせておけばいいのでしょうが、僕は結構正直なもので(笑)、こんな風に答えたんですよ。
｢数字がどうなるかはやってみないとわかりません。そもそも数字に囚われすぎると、SNSの本質を見失って逆効果だと思います。｣って。
どういう意図でそんな話をしたかというと、SNSの本質は楽しむことであり、フォロワーさんたちとコミュニケーションしていくことにあるから。
コメントしたりシェアしたりしながら、関係性を構築していき、結果的にフォロワーやファンが増えていく・・・。
決して、従来のマスメディアのようなツールではありません。
最初から、どうやったらフォロワーが増えるか？みたいなことを考えすぎてやっていると、だいたいうまいこといかないのです。
SNSって本来は楽しく交流していくためのものです。
それが企業で運用するとなると、とかく”情報発信ツール”という捉え方になってしまいがち。
｢今月はフォロワーは何人増えた？｣とか｢いいねの数をもっと増やしなさい｣とか、そんなことばかりを気にして、運用担当者に数字ばかりを求めている経営者がいたら、ちょっと考え方を変える必要がある。
もちろん数字をないがしろにしろって言っているわけではないですが、あまりにもそればかりを追い求めている企業さんが多い。
だから続かないし、やっている割には効果を感じていなかったりするわけです。
SNS運用は、楽しく、遊び感覚でやることがとても重要なんですよね。
ちなみに、先ほどの企業さん。
結局、良縁にはならずでした(^_^;)
ま、仕方ないですね。
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